AMET 公開教材
マーケティング問題 150顧客が重視する価値と、確認済みの自社・競合情報を区別する力
強みを伝えるときに、確認できた事実を超えて競合を断定しない考え方を扱います。
問題
架空の業務ソフトについて、自社と競合の基本機能・価格は同程度でした。顧客調査では、購入後にすぐ相談できることを重視する回答が多く、自社は平日9〜18時の有人窓口を用意しています。競合について確認できたのはメール窓口の存在だけです。
現時点での提案書の表現として適切なのはどれですか。
- 競合はメールのみなので、自社の方が回答が速い
- 自社の有人窓口を訴求候補とし、競合の対応時間・回答速度と顧客評価を追加比較する
- 基本機能と価格が同じなので、サポート面の比較は不要である
- 有人窓口を備えているので、競合より顧客満足度が高い
正解
正解:② 自社の有人窓口を訴求候補とし、競合の対応時間・回答速度と顧客評価を追加比較する
正解・選択肢の解説
正解は②です。自社の窓口と顧客の重視点は確認できていますが、競合より優れているという比較結果はまだありません。価値の候補と確認済みの優位性を分けます。
①は窓口形式から速さを推測しています。③は購入後の体験という比較軸を落としています。④は設備の有無から満足度を断定しています。
実務では、対応時間、解決までの時間、利用者評価など比較条件をそろえ、事実として訴求できる範囲を決めます。有人対応が常に最良とは限りません。設定は架空です。
実務での使い方
提案書では、顧客が重視した項目、自社の提供条件、未確認の競合条件を分け、検証予定も示します。
判断が変わる条件・注意点
有人窓口の存在だけで優位性は確定しません。対応品質、時間帯、費用なども比較します。
参照元
基本的な知識・判断枠組みを確認するための参照元です。AMETの業務場面と補足説明は、学習用に再構成しています。
- U.S. Small Business Administration, Market research and competitive analysis
- U.S. Small Business Administration, Marketing and sales