AMET 公開教材
ビジネス思考問題 118改善案の実行前に、権限・規程・例外条件を確認する力
操作面の試行が可能でも、正式な手順変更には別の確認が必要な場面を扱います。
問題
架空の受付業務では、現行規程で「上司承認→一括受付」の順序が必須です。改善案は「一括受付→上司承認」へ入れ替えるもので、規程変更には権限者の承認が必要です。試行でも例外扱いはありません。
操作説明、問い合わせ件数、窓口負荷は試行中に確認できます。試行開始前の必須確認はどれですか。
- 操作説明資料の配色が統一されているか
- 順序変更について規程上の承認が得られ、試行が許されるか
- 試行中の問い合わせ件数が何件になるか
- 利用者の満足度が何点になるか
正解
正解:② 順序変更について規程上の承認が得られ、試行が許されるか
正解・選択肢の解説
正解は②です。提案が現行規程と異なるため、権限者の承認がないまま試行できません。
①は実施準備ですが規程上の実行可否を解消しません。③④は試行で測る結果で、開始前に確定できる事項ではありません。
実務では、試行の成果が不確かなことと、試行する権限や必須条件が欠けていることを区別します。規程を無視して小さく試せばよいという意味ではありません。業務・規程は架空です。
実務での使い方
業務改善の着手時は、変更対象の規程、承認者、例外の可否を一覧にし、実験範囲を合意します。
判断が変わる条件・注意点
承認を得ても、利用者影響や運用負荷の検証まで不要になるわけではありません。
参照元
基本的な知識・判断枠組みを確認するための参照元です。AMETの業務場面と補足説明は、学習用に再構成しています。
- Government Digital Service, How the discovery phase works
- CDC, CDC Program Evaluation Framework, 2024